
2017.11.09
「洋食キムラ」のハンバーグセット1320円
貝の形をした鉄板に、あつあつのハンバーグと、イエローパールを模した卵がポトンと落とされたハンバーグ。横浜にお店をかまえて79年の「洋食キムラ」さんのものです。
ソースは、ほどよく酸味があり、生地はふわっとほどけるような柔らかさ。感動のおいしさにファンが多く、なんと、一日に300食も売れるそうですよ!……ハンバーグフリークで有名な、モデルの市川紗椰さんも幼いころから通っているとか。
この感動的なハンバーグの秘密を探るべく、編集部はさっそくお店へ取材に!
「あ、あの~オレンジページですー。作り方教えてください」と直球勝負で聞いたところ、「いいですよ~♪」と即快諾!
すぐに厨房へ潜入です。
まず目に入ったのは玉ねぎ!大量の玉ねぎのみじん切り!
ぎゅーっと水けを絞っていきます。
続いて出てきたのは数種類の香辛料を混ぜたパン粉!こちらもたっぷり!
なるほど。
この玉ねぎとパン粉に肉汁を閉じ込めているんですね~。
玉ねぎ、パン粉、ひき肉などを混ぜ混ぜしたら、焼きに入ります。
やわらか~な生地は、普通に焼くと形が崩れるため、さっと揚げ焼きにするんだとか。続いてこのままソースの中へ?と思いきや、このあと生地を一晩寝かせるんだそう。一晩経った生地は香辛料や肉の味がまわり、味がなじむといいます。
ほどよく酸味がきいたソースにも、他のお店では見られない特殊な隠し味が!
それがこちら、
秘儀!3年ものの自家製梅酒!
先代の頃にグレナディンソースの代わりとして入れたのが始まりで、現在もその味を守っているそうです。取材中も、親子3代で通っているという家族や、この味を楽しみにしているというサラリーマンの姿が。
梅酒入りのソースや、揚げ焼きするほど柔らかな生地は、一度食べたらやみつきになること間違いなし!
天高く、馬もわたしも肥ゆる秋、ハンバーグの旅にでかけませんか?
洋食キムラ
<電話>045-231-8706
<住所>神奈川県横浜市中区野毛町1-3
<営業時間>
火~金曜11:30~14:00
土曜11:30~21:00
日曜・祝日11:30~20:00
(すべてラストオーダー)
月曜定休(祝日の場合は営業、翌日休み)
取材協力/洋食キムラ 撮影/鈴木泰介 文/編集部・小林
(『オレンジページ』2017年11月17日号より)
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