一年の健康を祈願して食べる、おせちの「黒豆」。本来は豆をもどすのに一晩、さらに、煮るのに約3時間以上はかかる料理ですが、じつは「重曹」を使ってレンジで下ゆですると、劇的に時短できちゃうんです。
あらかじめ水につけておく時間は1時間ほどでOK。電子レンジで10分下ゆでしたら2時間ほどおき、鍋にうつして20分ほど煮れば完成です。
お正月直前でも間に合う、2〜3人分にちょうどいい食べ切り量のレシピをご紹介します!
『ふっくら時短黒豆』のレシピ
材料(2~3人分)
黒豆……2/3カップ(約100g)
〈煮汁〉
砂糖……100g
しょうゆ……小さじ1
水……1と1/2カップ
重曹(料理用)……小さじ1
下ごしらえ
・黒豆は水でさっと洗ってボールに入れ、たっぷりの水を加えて1時間ほどつける。ざるにあけ、水けをきる。
作り方
(1)黒豆に水、重曹を入れ、レンジで下ゆでする

口径約20cmの耐熱のボールに黒豆を入れ、水1と1/2カップを注ぐ。重曹を加え、ラップをせずに電子レンジ(600W)で10分ほど加熱する。
(2)ラップをかけ、2時間ほどおく

取り出し、やけどに注意しながらぴっちりとラップをかける。そのまま2時間ほどおき(ボールの中を真空状態にする)、ざるにあけてさっと洗い、水けをきる。
(3)煮汁に黒豆を加え、鍋で20分ほど煮る
口径約18cmの鍋に煮汁の材料を入れて混ぜ、中火にかける。煮立ったら黒豆を加え、ぬらしたペーパータオルをかぶせて弱火にし、20分ほど煮る。

黒豆を一粒とって粗熱を取り、つめがすっと入ったら煮えた証拠。火を止めてふたをし、さます。鍋の口径が大きくて煮汁がとんでしまったときは、水を少しずつたして(最大1/4カップまで!)調整を。
余った黒豆の活用方法
①いり豆
乾燥の状態で黒豆をさっと洗い、オーブン用シートを敷いた天板にのせ、160℃に予熱したオーブンへ。40分ほど焼けば「いり豆」の完成です。
そのままポリポリ食べてもおいしく、シリアルに混ぜても。また、炊き込みご飯の具にすると、お赤飯のように、ほんのり赤く色づきます。
②黒豆茶
いり豆大さじ1を水1カップで煮出して、黒豆茶にするのもおすすめ。香ばしさと豆のほのかな甘さで、体がほっとほぐれますよ。
栄養もたっぷりの黒豆を、おせちだけでなく、さまざまなシーンで楽しんでください。
(
『食べきりサイズで最後までおいしく! 最速おせち&華やかミートローフ オレンジページ 付録だけ!』より)
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