年齢を重ねると、自分の血液の状態が気になりますよね。生活習慣の見直しやこまめな健診はもちろんとして、『オレンジページ』的には、食事を通しての予防もおすすめしたいところ。
特に血液サラサラ食品として名高い
「玉ねぎ」を食べることで得られる、苦味成分のケルセチンと辛味成分の硫化アリルには、血液をサラサラにする働きが期待でき、積極的に食べたいところです。
とはいえ、生のままだとなかなか大量に食べるのは慣れないと厳しそう。そこで、こちらもからだに良い
オリーブオイルに漬けるのがおすすめ。玉ねぎの辛さが抜けてまろやかな味わいになっているので、すいすい食べられちゃいます!
『オイル玉ねぎ』のレシピ
材料(でき上がり約800ml分)
玉ねぎ(大)……2個(約600g)
塩……小さじ2
オリーブオイル……1と1/4~1と1/2カップ
作り方
(1)玉ねぎは「薄切り」にし、広げて放置。

玉ねぎは縦半分に切ってから横半分に切り、縦にごく薄切りにする。バットなどに広げ、30分ほど空気にさらす。
からだにいいPoint
疲労回復効果のある「硫化アリル」を効率よくとるため、ごく薄く切って放置を。空気にしっかりと触れさせることで成分が変化し、こわれにくくなるんです。辛みも抜けるので、一石二鳥。
(2)塩もみして、しんなりさせて。

ボールに玉ねぎを入れ、塩をふる。しんなりするまでもみ、水けが出るまで30分ほどおいて塩けをしっかりとなじませる。
からだにいいPoint
塩もみすると、硫化アリルをキープしたまま、かさをぐっと減らせます。一度にたくさん食べられるうえ、オイルがなじみやすくなるメリットも。辛みもさらに抜け、甘みを感じられるように。
(3)容器に入れ、オイルを注いで完成。清潔なびん(または保存容器)に玉ねぎを水けごと入れ、オリーブオイルを玉ねぎがひたひたになるまで注ぐ。ざっと混ぜ、最低30分以上おいてなじませる(冷蔵で一晩以上置くとより食べやすくなる)。
からだにいいPoint
硫化アリルは出てきた水けにも溶けているので、いっしょに容器へ。オイルと分離するため、使うときはよく混ぜて。オリーブオイルにも悪玉コレステロールを減らしたり、動脈硬化や高血圧の予防などうれしい効果が!
保存するときは
玉ねぎがしっかり浸っていないとわるくなりやすいので、オイルの表面より出ないように注意。使うときは清潔な箸やスプーンで取り出します。冷蔵で10日間ほど保存可能。オイルが白く固まった場合は、20分ほど室温に置いてみて。
これで完成! 生の玉ねぎスライスが、まるで炒めたような甘みに! 驚きの食べやすさです。酸化しにくく、作り置いても味と質をキープできる「米油」や「太白ごま油」など、ほかのオイルを使ってもOKです。クセが少ない一方うまみはしっかりプラスしてくれるので、手軽になんにでも合わせられる万能さが◎。
アンチョビーと合わせてディップ風にしてみたり、

意外とオリーブオイルと合う
豆腐にかけて冷ややっこにしてみたり、

グリルした肉や野菜に乗せて
気の利いたおつまみにしてみたりと、バリエーションは無限大。

使い勝手◎で万能、さらに健康面にも期待できる
「玉ねぎのオリーブオイル漬け」。ぜひ常備してみて!
(
『食べて健康になるレシピ血液をサラサラに!』より)
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