「ごみ袋」を使った防災テク5選はこちら防災グッズはしっかり備えているつもりでも、いざとなったら数が足りなかったり、うまく使いこなせなかったり……。
そんなときに便利なのが、身近な日用品を使った防災テクニック。
そこで
防災士の草野かおるさんに「ペットボトル」を使った防災テクを教えてもらいました!
もしもの事態に備えて、ぜひ覚えておいて。
テクニック1.懐中電灯の上にのせて簡易照明に

小さめの懐中電灯をグラスやジョッキに入れ、水を入れたペットボトル(300~500ml)を上にのせます。懐中電灯の光が水を通して拡散され、周囲をほんのり照らします。水に、あれば牛乳を2〜3滴混ぜると、写真のようなやわらかい光に。
テクニック2.お湯を入れて即席湯たんぽに

ペットボトルにお湯(耐熱用は50℃くらいまで、耐熱非対応は40℃くらいまで)を入れ、キャップをしっかり閉めます。靴下に入れてはき口を縛れば、湯たんぽの完成。
※ホットドリンク専用のペットボトルは耐熱温度が85℃前後、それ以外は耐熱温度が50℃前後です。それぞれ超えてしまうと破損や破裂のおそれがあるので注意。
テクニック3.底に穴をあければまるでシャワー

1.5~2Lのペットボトルの上部をカッターナイフなどで切り取り、底面に画びょうやきりで穴を3〜4カ所あけます。40℃くらいのお湯を入れると穴から出てきて、簡易シャワーに。切り口の両側にも穴をあけてひもなどを通しておくと、持ち手になって便利です。
※湯温が50℃を超えるとペットボトルが破損するおそれがあるので注意。
テクニック4.キャップに穴をあけて水道代わり!

ペットボトル(500ml〜2L)のキャップに画びょうで3~5カ所、小さい穴をあけます。ペットボトルに水を入れてキャップを閉め、キャップを下向きにしてボトルを押すと穴から水がやさしく出て、手洗いや洗顔に便利。押した分しか水が出ないので、節水にも。
教えてくれたのは……
草野かおるさん
防災士。イラストレーターとして活躍するかたわら、PTAや自治体の防災活動で培った防災のノウハウをブログやSNSで発信して話題に。防災についての講演やメディア出演も多数。著書に『おうち避難のためのマンガ防災図鑑』(飛鳥新社)など。
(
『オレンジページ』2023年3月17日号より)
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