
2016.08.29
いよいよ8月も明日でおわり。今年の夏も暑い日が続きましたね。連日の真夏日や熱帯夜のせいで、ふと気がつけば体や胃腸がどんより重い……なんてことありませんか? 知らないうちに夏の疲れを溜めていたあなたに、おすすめしたいのが「甘酒」です。
日本では昔から夏の疲労回復ドリンクとして親しまれている甘酒。ビタミンやミネラル、酵素など体に必要な栄養が豊富で「飲む点滴」とも言われるほどです。最近は市販のものもいろいろありますが、手作りすればおいしさも格別! 「こうじ屋ウーマン」として有名な糀屋本店・浅利妙峰さんに、甘酒のもととなる「甘麹」の作り方を教えてもらいました。
材料(作りやすい分量)
麹(生) 300g
ご飯 300g
湯(ご飯が冷たい場合は熱湯) 1と1/2カップ
【1】麹を清潔なボールなどに入れ、ばらばらになるまで手でよくもみほぐす。
【2】別のボールにご飯を入れ、湯を加える。ご飯と湯をよく混ぜて、温度を測り、60℃くらいにする。
【3】ご飯を【1】の麹のボールに入れ、スプーンでよく混ぜる。
【4】炊飯器の内がまに移し、スプーンやへらなどで空気を抜くようにかるく押しつける。
【5】ふたを開けたままで保温状態にし、ふきんをかけて温度を55℃前後に保ちながら10時間おく。1~2時間に一度は米を上下に混ぜ返し、温度が55℃になるように確認する。湿度の変動を嫌うので、ふきんを取ったり、ふたを閉めたりしないこと。
【6】ミキサーにかけ、ときどき混ぜながら、なめらかになるまで攪拌する。密封容器に移して冷蔵庫で3ヶ月保存可能。
手順はシンプルなのですが、ポイントは温度管理。温度を55℃に保つことが重要なので、必ず温度を測りながら作ってくださいね。温度が低いと酸味が出て、高いと甘みが少なくなってしまいます。
この甘麹を2倍に薄めれば、おいしい自家製甘酒の完成。さっぱりとした甘みでのどごしもよく、アイスでもホットでも楽しめます。ノンアルコールなので、子どもが飲んでも大丈夫。スタミナ不足の夏場のエネルギー補給にはもちろん冬の風邪対策にも、さらに美肌効果や便秘解消など、体にうれしい効果はいっぱい! 身近に手に入るものでできるので、ぜひ一度チャレンジしてみてください♪
料理/浅利妙峰 撮影/南雲保夫、文/編集部・狩野
(『糀屋本店の手作り麹調味料で元気ごはん』より)
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