服捨て金言をサクッと画像で冬物衣類、出して見ると「こんなに量あったっけ?」と驚くくらいクローゼットを圧迫しますよね。クローゼットの収納量は8割くらいに留めておいたほうが快適に使用できるそうなんですが……なかなか理想通りにはいかないもの。
だってあの服もこの服もまだまだ着られるし、もったいないし、でとっておくと、クローゼットが圧迫されてどんどん使い勝手は悪くなる一方。そこで、『non-no』『Oggi』など多数のファッション誌でキャリアを積んだスタイリスト、地曳いく子さんに「捨てない」言い訳をバッサリ切る、「服を捨てられる金言」を頂戴しました!
◎服を捨てられる金言5選
毎日違う服を着なくちゃ、って思い込んでないかしら? それだと、いまいちな服でも、登場させないと間に合わない。組み合わせるアイテムが足りなくなるのが不安で、クローゼットは常にいっぱい。選びづらいから、コーデもどんどんダサくなっていく……。
本当におしゃれな人のクローゼットには、
「今」の自分に合った「今」の服だけが並んでいます。たとえ、1週間に二度、同じ服を着たって、人からは「あの人はいつもおしゃれね」と思われるわ。とはいえ、物を捨てるって葛藤するわよね〜。
私がその迷い、断ち切ってあげる!
「そのうち着るかも……」。よくある悩みよね。でもね、いつだって今日のあなたがいちばん若いあなた。その
今のあなたに似合わない服は、この先のあなたにはもっと似合わない。それでも捨てるのに迷ったら、その服を着て鏡の前に立ってみて。そしてこう問いかけるの。「この服で今から銀座でお茶できる?」。ためらったなら、
その服は、あなたのおしゃれをそこねるじゃま者よ!
あなたがやせるのは、どのくらい先のこと? 3カ月なら待ってあげてもいいわ。着たい服のためにダイエットに励むなんて、すてきだもの。でも、それ以上かかるなら、
その服は賞味期限切れ。それより、やせたごほうびに、今のあなたにぴったりの今の服を買いましょう。

たしかに流行は繰り返すもの。でもね、同じアイテムでも今の時代に合わせて素材や形がアップデートされているの。若い子が古着を着るならまだしも、私たちがそれを着ちゃったら、ただの
「古い時代から来た人」よ。むしろ、
昔大流行したものほど捨てたほうがいいわ。

まだ
着られるものを捨てるのって、抵抗あるわよね。でも、それは物がなかった時代ののろい。安くておしゃれな服であふれる今を謳歌して! それに、気に入ってない服に大切なスペースをとられるなんてナンセンス。
心から愛せる服だけが並ぶクローゼットなら、毎日気分よく過ごせるはず。
いかがでしたか……心に響くものがあったのではないでしょうか。背中を押してもらったら、クローゼットをもう一度眺めてみて、不要な服を処分するきっかけにしてみては?
(『オレンジページ』2019年10月2日号より)
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