作り方を写真でチェック!秋の旬のひとつ、脂ののった〈戻りがつお〉。
「絶対おいしく味わいたい!」ということで、
老舗すし店「谷中松寿司」3代目店主で料理家の野本やすゆきさんに手こねずしのレシピを教わりました。しょうがじょうゆにさっと漬けたかつおと、甘酸っぱいすしめしは、言わずもがな相性抜群。
20分程度で完成するほど簡単ですが、見た目は華やか&豪華なので、ハレの日のごちそうメニューにもぴったりです♪
旬の「戻りがつお」について
秋に出回る戻りがつおは、産卵に備えてまるまると太り、しっかりと脂がのっています。うまみがたっぷりで、とろけるような食感を楽しめるのはこの時期ならでは。DHAやEPAをはじめ、貧血予防におすすめのビタミンB12など体にいい成分が豊富に含まれます。
『かつおの手こねずし』のレシピ
材料(2~3人分)
かつお(刺し身用)……1さく(約200g)
温かいご飯……どんぶり2杯分(約400g)
貝割れ菜……1/4パック
万能ねぎ……3~4本
白いりごま……小さじ1/2
すだち……1個
〈A〉
しょうがのすりおろし……小さじ1
しょうゆ……大さじ3
〈すし酢〉
酢……大さじ2と2/3
砂糖……大さじ1
塩……小さじ1
【作り方】

(1)A、すし酢の材料はそれぞれ混ぜる。ボールにご飯を入れてすし酢を加え、しゃもじで切るように混ぜる。かつおは一口大のそぎ切りにしてバットに並べ、Aをからめてラップをはりつけるようにかぶせ、2~3分おく。貝割れは根元を切って半分に切り、万能ねぎは小口切りにする。すだちは横半分に切る。

(2)ご飯のボールに(1)のかつおを汁けをかるくきって加え、さっくりと混ぜる。器に盛り、白ごま、万能ねぎを散らして貝割れ菜をのせ、すだちを添える。
食べる前にすだちをキュッと絞れば、香りと風味のアクセントに。
火を使わない時短メニューで秋の食卓を彩りましょう!
(
『オレンジページ』2022年11月2日号より)
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