まずは画像でチェック! 自家製『煎り酒』の作り方、使い方、アレンジレシピ
テレビや雑誌などで度々紹介され、話題を集めている
『煎り酒』をご存知ですか?
今回は、煎り酒って
どんな調味料なのか?
どんな味で、
どうやって使うのか?
などなど、煎り酒について深掘りしてご紹介します!
なんと、
おうちで作れる煎り酒レシピまで、大公開しちゃいますよ♪
01.『煎り酒』とは……?02.自家製『煎り酒』のレシピ 03.『煎り酒』のシンプルな使い方 04.『煎り酒』を使ったアレンジレシピ 3品
『煎り酒』とは……?

日本酒に梅干し、昆布、削り節を加えて煮つめた調味料。
室町時代に考案されたといわれている伝統的な調味料で、江戸時代にしょうゆが庶民に普及するまでは、調味のかなめとして親しまれていたアイテムです。
梅干しの酸味と、だしのうまみが合わさった、複雑な味わいが魅力。
水と合わせて煮汁にしたり、焼きもの味つけに使ったりと、様々なメニューに展開できます。
自家製『煎り酒』のレシピ
材料(作りやすい分量・約200ml分)
酒 2カップ
梅干し(塩分17~18%)※ 5個(約75g)
昆布 8g
削り節 大1パック(約5g)
塩 少々
※梅干しの塩分で味が決まるため、必ず指定の塩分のものを使ってください
【作り方】

(1)口径16~18cmの鍋に酒、昆布、削り節、塩を入れ、梅干しを大まかにちぎって種ごと加える。昆布が長ければ半分に切る。

(2)昆布が少し柔らかくなるまで、このまま15分ほどおく。

(3)鍋を中火にかける。煮立ったら弱火~弱めの中火にし、ふつふつと沸いている状態にして、15分ほど煮つめる。途中アクが出たら、取り除く。

(4)火を止め、そのまま完全にさます。

(5)万能こし器に厚手のペーパータオルを敷き、ボールにこす。

(6)ペーパータオルでだし殻を包み、菜箸で押さえてしっかり絞る。ガラスかホーロー製の保存容器に入れ、冷蔵で2週間ほど保存可能。
はい、これで完成です!

残っただし殻は、つくだ煮にしても◎。
無駄がなくてうれしい♪
『煎り酒』のシンプルな使い方

煎り酒は、うまみがしっかりとしているので、シンプルにかけたりあえたりするだけでも、料理がワンランク上の味わいに大変身。
刺し身につけたり、きゅうりやほうれんそうとあえたり、冷ややっこにかけて食べるのもおすすめです。
『煎り酒』を使ったアレンジレシピ 3品
シンプルな食べ方で楽しんだあとは、煎り酒を使ったアレンジレシピに挑戦するのもおすすめ。
いつもの料理が、ぐっとおいしく、気のきいた一品になります。
塩味、酸味、うまみがつまっているので、他の調味料をほとんど使わなくてもいいところも◎です。
●『肉じゃが』

煎り酒を使うことで、野菜の甘み、肉のうまみをしっかり感じられます。
じゃがいもは大きく切って、食べごたえを出すのがポイントです。
『肉じゃが』のレシピはこちら
●『チキンソテー煎り酒バターソース』

鶏肉の肉汁、濃厚なバター、うまみたっぷりの煎り酒が合わさったソースが絶妙。
いつものチキンソテーが、ワンランク上の味わいに。
『チキンソテー煎り酒バターソース』のレシピはこちら
●『きのこと小松菜のパスタ』

煎り酒をうまみが加わると、ベーコンの塩けがまろやかに。
野菜それぞれの味も引き立ちます。
『きのこと小松菜のパスタ』のレシピはこちら
話題の調味料『煎り酒』、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね♪
(『2018オレンジページCooking秋』より)
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