氷でしめた冷たい麺とさくっとしたかき揚げのコンビ……、この季節に一度は食べたくなりますよね。
どーんと大きなかき揚げはもちろんおいしいですが、この夏ぜひともお試しいただきたいのが〈
パラパラかき揚げ〉!
その名の通り、具をひとまとめにせず、あえて揚げだまのようにパラパラに仕上げるのが特徴です。
一粒一粒が麺によーくからんで、具材の味わいをいつも以上に楽しむことができますよ。
今日は、意外な組み合わせがくせになる、
しし唐×にら×紅しょうがの〈パラパラかき揚げ〉をご紹介します!
●『しし唐とにら、紅しょうがのパラパラかき揚げ』のレシピ
材料(2~3人分)
しし唐辛子……4本
にら……1/6束(約15g)
紅しょうが……10g
〈ころも〉
溶き卵……1/4個分
小麦粉……1/3カップ
冷水……1/3カップ
サラダ油
【作り方】
(1)具の下ごしらえをするしし唐はへたを切り、幅2mmの輪切りにする。にらは幅5~6mmに切る。紅しょうがは細かく刻む。
(2)ころもを作って、具を加えるボールにころもの溶き卵、冷水を入れ、小麦粉を万能こし器(またはざる)を通してふるい入れる。菜箸でさっくりと混ぜ、(1)の具を加えてスプーンで混ぜる。
〈POINT〉少しだまが残るくらいでOK!
(3)油に散らし入れるフライパンに高さの半分くらいまでサラダ油を入れ、高温
※に熱する。(2)を大きめのスプーンですくい、1/2量を油に散らし入れる。
※185~190℃。ころもを数滴落とすと、わずかに沈んで、すぐに浮いてくる程度。〈POINT〉スプーンを横にかるく揺らしながら、油全体に入れる。
(4)菜箸で混ぜて揚げる固まる前にすぐに菜箸で全体をさっと混ぜる(油がはねないように注意する)。火をやや弱めて1分ほど揚げ、網じゃくしなどで取り出す。残りも同様に揚げる。
〈POINT〉かたまりがなくなるようにくっついているところを離す。風味豊かかつパンチのある食材の組み合わせなので、アレンジの役割を果たしつつ、薬味としても活躍してくれます。
ほかにも具材のアイディアはさまざま!
たとえば……、

わき役になりがちな、みょうが×じゃこ×野沢菜漬けを組み合わせれば、それぞれの香りと塩けがきいてよいアクセントに。

旬のとうもろこし×ソーセージのコンビは、子どもウケもばっちりです!
基本の作り方さえ覚えておけば、マンネリ化しがちな冷たい麺の味つけもバリエーション豊かに。
かき揚げ作りは具がバラバラになって失敗しがち……というかたも気負わずに挑戦できるので安心です。
まだまだ続く夏、お気に入りの具材で〈パラパラかき揚げ〉を楽しんでみてくださいね!
(
『オレンジページ』2022年7月17日号より)
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