うだるような暑さが続く今日このごろ、さわやかで甘酸っぱい
ミニトマトが恋しい季節になりましたね。
旬のいまだからこそ欲張って食べたくなる反面、買いすぎて使いきれなかったり、家庭菜園で多くなりすぎたり、友だちからたくさんもらったり……と、使い道に困ってしまうこともしばしば。
そんなときにおすすめしたい保存法が……、ずばり、〈
塩たし冷凍〉!
●〈塩たし冷凍〉とは?
野菜を冷凍保存しているかたは多いと思いますが、そこに塩をほんの少しプラスするのがポイントの冷凍方法です。
たったそれだけなのに、〈塩たし冷凍〉には普通の冷凍保存にはないメリットが3つも……!
【その1】
浸透圧で水分が出るから、コンパクトに保存できる
【その2】
塩が中まで浸透して、うま塩味&新食感が楽しめる
【その3】
冷凍前にカットして塩味をつけているから、調理時の手間が減る
と、なんともうれしいことばかり!
夏野菜にうってつけのワザですが、今回はそのなかからミニトマトの〈塩たし冷凍〉の手順と活用メニューをご紹介します。
●ミニトマトの〈塩たし冷凍〉

(1)ミニトマト1パック(12個)はへたを取って横半分に切る(正味150~200g)。
(2)ボールにミニトマトを入れ、重量の1%の塩(ミニトマト1パック分に対して小さじ1/4が目安)をふって5分ほどおく。
(3)冷凍用保存袋になるべく重ならないように広げ入れ、冷凍する。
〈POINT〉
小分けにしてラップで包んでから袋に入れると使うときに便利です。
※冷凍で約2カ月間保存可能。
できあがったミニトマトは、暑い夏を乗りきるメニューに大活躍!
たとえば……、

いつものカプレーゼに使ってみるのも◎。
凍ったまま盛りつけて、半解凍になったころにいただけば、シャリシャリとした食感が楽しめます。
そして……、

氷代わりに炭酸水に入れれば「塩トマトソーダ」のできあがり!
トマトの甘酸っぱさとほどよい塩けがマッチして、おいしくミネラル補給ができますよ。
凍ったまま食べてもおいしいうえに、解凍せずに調理できるのもうれしい!
夏の暑い日のおともに、ミニトマトの〈塩たし冷凍〉をぜひともお試しあれ。
(
『オレンジページ』2022年7月17日号より)
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