
2015.08.13
台湾といえばグルメ、ご利益スポット参拝、買い物、マッサージなどお楽しみがいっぱい! そんななかでも忘れてならないのが、温泉。台北には、日帰りで行ける温泉スポットが充実しているのをご存じでしょうか。
今回行ってきたのは、台湾東部・宜蘭エリアを代表する礁渓(しょうけい)という温泉地。ちなみに宜蘭は、三星葱というねぎの産地で有名なところ。昨日ご紹介した台湾美食展にも出店されていました。
三星葱のねぎ餅、うまし!
これまで、車で台北から宜蘭へ行くには山を迂回しなければならなかったそうですが、最近トンネルが開通したおかげで、アクセスがよくなり(台北から電車でも車でも1時間ほど)、にわかに人気スポットとなっているんだとか。
台北を離れてしまうと、田舎なのでは……ねぎ畑がずっと続いている……なんて思っていたらおしゃれなレストランに到着。宜蘭は海に近く、食材に恵まれているのにまだ土地が安いため、レストランを出店したい新進料理人たち注目の場所でもあるそうです。今回はそんな店のひとつ、数々の料理コンテストで賞を獲得しているレストラン「麟Linkの手創料理」でランチをいただきました。
その日手に入った新鮮な食材でメニューを考える創作料理ということで、メニューはありません。趣向を凝らした台湾料理の数々をフレンチ仕立てでいただけます。
メインは紅こうじで漬けた豚肉のロースト! 柔らかくジューシーで、かみしめるとこうじの香りが口いっぱいに広がります。昼も夜も1200元と1800元の2コースのみ。今回いただいた1200元のコースは、デザート&コーヒー含めて7品ほど出てきたでしょうか。優雅なランチを楽しみたいかたはぜひ!
おなかがふくれたところでいざ、温泉へ。日帰りでも楽しめますが、せっかくなので今回は宿泊することに。今回お世話になったのは、礁渓温泉のなかでも奥まった高台にあるホテルロイヤル礁渓。
日本人が設計したという端正な館内から見えるプールは、水着で入れる外湯! ほかに裸で入れる露天風呂もありました。
部屋は、木を基調としたシンプルで温かみのあるインテリア。全室スイートルームというだけあって、窓からの眺めがすばらしかったです。ただでさえ広い部屋がさらに開放的に。窓に広がる緑がまぶしい! 夜は、遠くに街の灯がキラキラと瞬いて見えました。
縦横、どっちにでも寝られる(笑)キングサイズのベッド。一人で寝るのがもったいないくらい。
部屋風呂ももちろん温泉です。礁渓温泉はアルカリ性で、無色透明。湯の温度を測れるように温度計までついていました。
使った石けんを持ち帰る袋まで用意されているというこまやかさ。
館内は、備えつけの部屋着&草履で外出可という日本の温泉地スタイルでした。エステやアクティビティ(卓球台あり!)なども充実しているので、一日じゅうホテルでくつろぐことができます。
宜蘭には、工芸・建築・音楽・演劇など古きよき台湾の伝統芸術に触れられる国立伝統芸術センターや、昨今、世界的に注目を集めている台湾ウィスキー「カバラン」ブランドの金車ウィスキー酒造もあり、工場見学も楽しめます。台湾への旅行を計画されているかたは、ぜひ宜蘭エリアにも注目してみてください!
◆麟Linkの手創料理
宜蘭県宜蘭市泰山路58-2号
☎03-9368-658
◆ホテルロイヤル礁渓(礁溪老爺大酒店)
宜蘭県礁溪郷大忠村五峰路69号
☎03-988-6288
(編集部・平尾)
協力/台湾観光局
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