
2018.05.20
食べたいけど、カロリーが高いからダイエット中は控えがちなメニュー。
そんなメニューでも、じつは食材の組み合わせ次第で、太りにくくなる食べ方があるんです。
なぜなら、太る原因はカロリーだけではないから。
「脂肪が燃えやすい、代謝のいい食べ方のコツは、体を冷やない食材をとること、体をつくるたんぱく質、代謝に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素や、体を温める良質な油をとることが大切」とは、自ら20kgのダイエット経験を持ち、これまでに5000人以上の食事指導を行ってきた、伊達友美先生。
また、食べ方の工夫で健康的な体をつくる栄養指導を行う、足立香代子先生は、「<糖質のあと食べ>がおすすめ。食物繊維や油、たんぱく質は、糖質より体に吸収される速度が遅いもの。これらを食事にたしたり、初めに食べることで、糖質の吸収が抑えられて太りにくくなるのです」と言います。
それでは!
先生方がおすすめの、高カロメニューと組み合わせるとよい食材を3つご紹介しましょう。
まずは、
ピザには、「オリーブオイル」を増し増しに!
チーズがとろけるあの味が無性に食べたくなるときは、オリーブオイルをたっぷりかけて食べましょう。ピザ生地は小麦粉からできていますが、じつは小麦粉は体を冷やしやすい食品。オリーブオイルは体を温めたり、血中コレステロールを下げたり、腸の調子を整える働きがあるので、ビザに小さじ1~2かけて食べれば、太りにくくなります。(伊達先生)
次に、
ラーメンには、「チャーシュウと味玉」をプラスオン!
ラーメン自体が太りやすいから、トッピングは控えめにしておこう、は大間違い。たんぱく質が「燃えやすい体」を作ってくれるので、ぜひ追加で注文して。なお、味を選ぶなら、みそ味やとんこつ味がおすすめ。みそにはビタミンやミネラルのほか、たんぱく質の素になる、大豆イソフラボンやアミノ酸などが、とんこつにはコラーゲンやカルシウムなどのミネラルが豊富です。(伊達先生)
最後に、スイーツ。
チーズケーキは、「ナッツ類」とともに!
アーモンドやくるみなどは、中性脂肪を減らす不飽和脂肪酸が多く、ビタミンや食物繊維などもとれるので、ケーキの上にのっけて食べると〇! なおチーズケーキはナチュラルチーズや牛乳など、たんぱく質が多く含まれていて、血糖値が上昇しにくく太りにくいケーキの代表格です。(足立先生)
もちろん食べすぎは禁物!ですが、ガマンしすぎてストレスをためるとダイエット成功は遠のくばかり。
食べ合わせを上手に利用して、罪悪感なく高カロメニューを楽しみましょう♪
イラスト/沼田光太郎 文/編集部・吉川
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