銭湯好き、サウナ好きなら、だれしもこのお顔を見ているはず。日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のモデルを務めているのが、タレントで女優の清水みさとさん。昨今のサウナブームが盛り上がる前からのサウナ好きで、毎日必ず足を運ぶというほどです。
このたび、そのサウナで起こる現象「ととのう」をテーマにした連載「
清水みさとの本日もトトノイマシタ!」がスタート! 「ととのう」がいったいどんな状態なのかは、清水さんの連載を読んでいただくとして……。サウナはもちろん、清水さんがこよなく愛する食や旅にまつわる話も「ととのう」にかけて、あれこれ紹介してくれる予定です。
連載スタートを記念したインタビューの後編。清水さんがどうやってサウナに出会い、好きになっていったのかという前編に続き、サウナ以外に好きなことや、夫で芸人のサバンナ・高橋茂雄さんとのお話まで広がります。
インタビューと撮影をしたのは、清水さんがイベントなどでもよく足を運んでいるという黄金湯。創業約90年を誇る老舗銭湯で、2020年にリニューアルしたことで話題の場所です。
>>365日サウナに通う⁉清水みさとさん「人とのつきあい方はサウナで学びました」【連載開始記念インタビュー 前編】
――黄金湯さんには、よくいらっしゃるんですか?はい、お風呂もサウナも好きですし、イベントをやらせていただいたりとお世話になっている銭湯です。すごくいい場所ですよね。黄金湯さんのリニューアルは、革命的だったと思います。
――具体的にどういうところが革命だと感じたんですか?昔ながらの銭湯のよさを残しながら、今風にリニューアルしているところです。ただ新しくするだけじゃダメなんだと思わされました。古きよきところを受け継ぐ大切さを教えてもらっています。
――たしかに、昔の下駄箱がそのまま使われていたりしますね。そうなんです。あくまでも地元の人たちも通う銭湯だということを大切にしながら、サウナがあったり、クラフトビールが飲めたりと、みんなが楽しめるような工夫があるのがいいな、と。
水曜日には男湯と女湯が入れ替わるので、女性も広いサウナを楽しめるんですよ。そういうところもうれしい。飲食ができるスペースやドミトリーのスペースもできて、どんどんブラッシュアップしているのを見ていると、励まされるんです。
――サウナに入ると気持ちがリセットされたりしますもんね。それが黄金湯さんだとなおさらなんでしょうか。そうですね。
ここに来ると、自分も新しいことをやってみようって思えます。何か始めたいときに背中を押してもらえる。まずやってみたらいいやって思えるんです。大好きな場所です。
――きっと、ほかにも特別な場所があると思うので、そういうことに関する思いも連載で書いていただけたらうれしいです。ほかにどんなことを伝えていきたいですか?サウナ以外にも歩くことや食べることも好きだし、旅行も好きなんです。そういうなかで自分がととのっていく事柄を書けたらいいなーと思っています。書く場所があるっていいですね。失敗も前向きに受け止められるんだと気づきました。
――ネタになるぞって感じですか?そうです(笑)。私、わりとふらっと旅行に行くんですけど、失敗も多いんです。
スマホをとられ、気をつけようと思いながら、次は財布もとられちゃったり。へこむんですけど、そういうことも書けるからいいかなって思えば報われます。
書くお仕事があることで、すごく生活に集中するようになりました。当たり前すぎる日常のなかにも、いろんな発見があるんだなって。失敗もあれば、おもしろいこともあるから、しっかり見て過ごそうって思うようになっています。そうやって見つけたことを、読んでくださるかたたちと共有できたらうれしいです。
――ハマり性の清水さんなら、きっといろいろなネタがあるでしょうね。旅行もお好きなんですよね?一人でヒョイッと海外に行っちゃいます。じつは、明日からお仕事でオランダに行くんです。サウナの取材なんですが、せっかく行くので自分で延長してスイスやハンガリーも回ろうと思っています。まだ予定をしっかり立てていなくて、情報を調べているところです。
――楽しみですね。ちなみにサウナに歩いていくっていう話がありましたが?はい、歩くことがとにかく好きで。
毎日1万歩以上歩いてて、2万歩を目標にしています。いつでも歩けるような装備にしているし、思い立ったらサウナにも寄れるように手ぬぐいとコスメポーチはいつも持ち歩いています。
――え⁉︎ 2万歩って……けっこういけますよ(笑)。ほら(と言って、スマホの歩数計を見せてくれる)、今週はけっこう2万歩いってる日が多いです。いきなり2万歩って思わず、10分歩いたら1000歩って思ってちょこちょこ歩いていると……とはいっても2万歩だとトータル3時間ちょっとになるから、仕事があると厳しいですね。
そういうときは無理しません。柔軟に。無理すると疲れちゃうじゃないですか。私、疲れるとかしんどいとか無理なんです。ゆるく続けられることがいちばん。全然ストイックじゃなく、どれも楽しくてやっているだけで、いやなことはしません。
たとえば銭湯で体重計にのるとか、絶対やらない(笑)。歩数計の見て楽しい数字は見るけど、体重計とかの楽しくない数字は見ない! あと、歩くのって体を前に出せば進みますからね(笑)。
――は、はい……確かに。そう考えたら歩けるような気持ちになってきます(笑)。食べることについてはどうですか?これ見てください(と、スマホのマップを見せてくれる)。行きたいお店やおいしかったお店、こんなにあるんです。もうマップが見れないくらいピンでいっぱいになっちゃって(笑)。
――すごい! これは、いろんな話が期待できますね。ちなみに、自炊はされますか?うーん、料理はけっこう、茂雄さんが作ってくれるんです。私は後片づけ担当になることが多いです。
――どんなものを作ってくれるんですか?
いろいろアレンジするのが上手で、オリジナルのものを作ってくれます。たことみょうがとねぎをあえて、ポン酢とにんにくで味つけしたり、ラー油加えてみたり。ステーキを焼くのもすごく上手で、余熱でじっくり火を通したりしてます。あとは
「茂雄サルサ」っていう茂雄さんオリジナルレシピのサルサがあって、すごくおいしいんです! お肉にもお刺し身にも、何にのせても合うんですよ。
――それもまたネタになりそうですね! ご夫婦でサウナ好きですし、すごくいい雰囲気なのが伝わってきます。結婚を発表されたときのお写真もすごく素敵でした。この黄金湯さんで撮らせてもらったんです。自分たちらしいいい一枚になったので、感謝しています。じつは、私たちって性格が全然違って。私はなんとかなるやって気持ちがあるんですが、
茂雄さんは、石橋を叩いて渡るタイプ。去年、私が一人でニューヨークに旅行に行くとき、出発の2日前のギリギリまでホテルを決めてなかったんです。そしたらすごく心配されちゃって、とにかくホテルだけでも早く決めてくれ〜
頼むから、心配させないでくれ~って。それはもう本当にその通りです(笑)。――ちなみに夫婦げんかをされることってありますか?ないですねー。いつけんかするんだろうねって話してるくらいです。
考えてみたら、こうしてほしいってことやいやなこととかは、お互いにおもしろく伝えるようにしてますね。あとは、受け流したりしていることもあるかもしれません。それこそ、サウナのおばちゃんみたいに(笑)。
――なんだか、どんな話もサウナにつながるのがすごいです。ご夫婦のお話も含めて、多趣味な清水さんならではのあれこれの連載を楽しみにしています。はい! 日々自分をどうやってととのえているかをお伝えしていけたらと思っています。

●黄金湯
住所:東京都墨田区太平4丁目14-6
営業時間
平日・日曜・祝日 6:00~9:00、11:00~24:30
土曜のみ 6:00~9:00、15:00~24:30
第2、第4月曜休み
https://koganeyu.com/
〈PROFILE〉
清水みさと(しみず・みさと)1992年、奈良県生まれ。タレント、女優。サウナ好きとして知られ、サウナ・スパプロフェッショナル、サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ。日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のモデル、フィンランドサウナアンバサダー、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(JFN21局/Spotify)のパーソナリティとしても活躍中。
Instagram:
@misatoshimizu35