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2023.10.03
バービーさんインタビュー「私の発言のどこか1カ所でも、元気や勇気のたねになれば最高にうれしい!」
本を繰り返し読み、覚え、
体にしみ込ませて話す。
メッセージ性のある朗読会を
めざしています
堀井美香さんがライフワークのひとつとしているのが、自身のプロデュースによる朗読会。去る8月、800席のホールで開催された朗読会の少し前に、お話を聞くことができました。
「三浦綾子の『母』という長編を約2時間かけて一人で朗読します。今、必死で暗記しているところで、歩いているときも、電車の中でも、単語帳を手にずーっとブツブツ言っています。まわりから見れば完全に不審者ですが、もはやどう思われようと気にしている余裕はありません。今、頭をポンとたたかれたら、口からわーっとせりふが出てきちゃう。それくらい頭の中が『母』でいっぱいになっています。
朗読といえば舞台上で本を読むのが普通ですが、私の場合、それだけでは目の前の壁を越えられないという思いがずっとあったんです。だから、言葉を頭だけでなく、体にしみ込ませて話そうと。
感動を与えたいとか、おこがましいことを言うつもりはまったくないのですが、たくさんのかたが聴きに来てくれる以上、その心に届く、メッセージ性のある朗読をめざしています。一方で、自分の朗読会は〈精度を上げたジャイアンリサイタル〉に過ぎないという自覚もあるのですけれど(笑)」
そんな言葉も、どこかあっけらかんとして聞こえるのが堀井さんの魅力。ジェーン・スーさんとのポッドキャスト番組「OVERTHE SUN」で繰り広げられる、加齢にまつわるトホホな話にも、共感の輪が広がっています。
「頻尿だの閉経だの、VIO脱毛の話だの(笑)。くだらないことも、悲しいことやつらいことも、洗いざらい話して、すぐに忘れて。また同じ話をしてリスナーさんに半笑いで指摘されたりしています。
番組が始まったときはまだ会社員で、もう少し気負った部分がありましたが、今はただこの場所で、できるだけふざけていたいなと思うんです。人様の評価というのも、あまり気にならなくなりました。
会社員時代は、3年後はこう、5年後はこうなるというモデルケースがあって、それに従って着実に経験を積むことで自分も満たされていました。でも今は、来年のことさえわからない。不安はもちろんありますが、自分がこの先どうなっていくのか、楽しみです」
米どころ秋田から昨年本格デビューした新品種のお米ふっくらとした粒立ちとかむほどに広がる甘い風味が特徴。「おかずなしでもおいしく食べられる上質なお米で、ご飯好きの友人にも配りまくっています。この秋、ぜひ食べてみてください」。
秋田県人の堀井美香さんが同じく秋田出身のゲストを招き、いっしょに秋田弁で語らう〈勝手に秋田応援番組〉。
「方言が過ぎてリスナーのかたを置いてきぼりにしそうなときもあるのですが(笑)、秋田の魅力を知っていただけたらうれしいです」。
(『オレンジページ』2023年10月2日号より)
撮影/天日恵美子 取材・文/伊藤由起
・2023年8月の情報です。·商品の価格は、特に記載のない限り消費税込みの価格です。改定される場合もありますので、ご了承ください。
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