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當真あみさん「母が送ってくれる手料理が、毎日の力に」映画／おいしくて泣くとき

2025.04.25

俳優　當真あみさん

とうまあみ／2006年、沖縄県生まれ。21年、リクルートのCMでデビュー。アサヒ飲料カルピスウォーター」のCMで一躍話題になり、22年に公開された劇場版アニメ「かがみの孤城」では主人公・こころの声優を務める。23年にはNHK大河ドラマ「どうする家康」、日テレ土曜ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」のほか、映画など話題作に立て続けに出演。24年、NHKのドラマ「ケの日のケケケ」で初主演を務めた。
當真あみ | 株式会社ディネアンドインディー　 X（Twitter）　Instagram

母が送ってくれる手料理が
毎日の力になっています

透明感あるたたずまいに凜としたまなざし、時折見せる満面の笑みの愛らしさ。當真あみさんは、2021年のデビュー以降、瞬く間にCMやドラマの出演で注目を集めています。

今作「おいしくて泣くとき」で演じているヒロイン・新井夕花は、そんな當真さんの雰囲気が生かされた役柄といえるかもしれません。夕花は、厳しい家庭環境で家には居場所がなく、常に孤独を抱えて学生生活を送っている少女。学級新聞作りをきっかけに、同級生の心也との距離を縮めていき、だんだんと笑顔を見せていくようになります。

「苦しさを抱えながらも、弟を守ったり、心也を支えたりすることから、しんの強さのある子だと感じました。ただの弱い女の子に映らないように、意識して演じていったんです」

幼いころに母親を亡くした心也もまた、夕花と同じように孤独を抱えています。そんな二人がお互いを思い合うことで支えとなり、少しずつ自身の居場所を見つけはじめます。

「夕花は学校でも暗くなりすぎず、居場所を探そうと前向きに進んでいける子。つらい状況でも決して逃げ出すことなく、強い意志を持っているところが、すごく素敵だなと感じました」

作中では、夕花が弟とともに通う子ども食堂の一品として、なんともおいしそうなバターしょうゆ焼きうどんが登場。記憶をたどる大切な要素として、のちのストーリーで大きな役割を果たしていきます。當真さんにとって、大切な料理や記憶に残る一品は何でしょうか？

「母が送ってくれる手料理です。沖縄から上京して離れて暮らしているので、私が好きなハンバーグや野菜たっぷりのスープを作って送ってくれるんです。それを食べると実家の空気を思い出して、すごく元気が出ます。力をもらえているな、と」

荷物を開け、懐かしいにおいを感じる瞬間が、うれしくてたまらないと続けます。味やにおいは、自身の思い出と結びつき、力を与えてくれるもの。次々に作品に挑む當真さんの原動力は、家族といっしょに味わったおいしい記憶にあるのかもしれません。

當真あみさんイチオシ！

編み物

現場でごいっしょした俳優さんの影響で始めました

休日には、友人と食事に出かけたり、映画を見に行ったりと、積極的に外出して体を動かすことが好きだという當真さん。一方で、撮影の合間や移動中にハマっているのは編み物だと教えてくれました。「最初は、かぎ針でシュシュを編んでみたんです。そしたら楽しくなってきて、帽子やマフラーなどにも挑戦しています。かぎ針から棒針編みにして、もっといろいろ作ってみたいと思っています」。写真は実際に當真さんが編んだ帽子たち。さらなる挑戦も楽しみです！