なんでも昆布じめの作り方やアレンジ、昆布の再利用方法を画像で見る
『昆布じめ』と聞くと、魚貝のイメージが強いですが、じつは野菜やチーズでも◎。
素材に風味とうまみがうつって、とってもおいしくなるんです。
今回は、とにかく色々な食材を昆布ではさむ
『なんでも昆布じめ』をご紹介。
昆布のしみじみとしたおいしさと、野菜のヘルシーさは、年末年始でごちそう疲れした胃腸にも◎。
おいしく、やさしく、いたわってくれますよ。
まずは、小松菜、にんじん、えのきを使った、
基本の昆布じめの作り方をチェックしていきましょう!
基本の混布じめ
材料(作りやすい分量)
昆布(20×15cmのもの)……4枚
小松菜……1わ(約200g)
にんじん……1本(約150g)
えのきだけ……大1袋(約200g)
塩
下準備
・小松菜は根元に1本切り込みを入れる。
・にんじんは皮をむき、長さ5cmに切って、縦に厚さ1.5cm、幅3mmに切る。
・えのきは根元を切って粗くほぐす。
・昆布はさっと水にくぐらせて柔らかくする。
作り方

(1)鍋に湯1リットルを沸かし、塩小さじ2を加えて混ぜる。小松菜とえのきは30秒ほど、にんじんは2~3分、順にゆでる。それぞれざるに上げて水けをきり、粗熱を取る。

(2)30×60cmのラップに昆布1枚をのせる。小松菜は水けを絞って並べ、昆布1枚を重ねる。

さらに、にんじん、えのきも同様に重ねる。

(3)ラップできつく包み、バットなどにのせて冷蔵庫で一晩置く(1週間ほど保存可能)。小松菜は、食べやすく切って器に盛る。使った昆布は、堅ければ熱湯をかけて柔らかくし、適当な長さに切って器に敷いたり、細切りなどにして野菜の上にのせる。
できあがった昆布じめは、時間がたつほどに昆布のおいしさが広がって、塩分もまろやかに。
毎日、味の変化を楽しみながら少しずつ食べるのも◎ですよ♪
※使用する昆布によっては、塩けのうすいものもあるので、おこのみでしょうゆをつけて食べても。
いろいろな食材で試してみよう!『なんでも昆布じめ』
基本をマスターしたら、お次は色々な食材を重ねてみましょう♪
基本の昆布じめの下準備と作り方を参考にしつつ、食材によってゆで時間を変えて作ります。
うずらの卵

うずらの卵の水煮16~24個は、しょうゆ少々をまぶし、ゆでずに重ねる。
きぬさや

きぬさや24枚はへたと筋を取り、30秒ほどゆでる。
れんこん

れんこん1節(200~250g)は皮をむいて幅5mmの輪切りにし、2~3分ゆでる。
きゅうり

きゅうり1本は両端を少し切り、縦半分に切ってスプーンなどで種を取る。ゆでずに重ねる。
ごぼう

ごぼう1本はよく洗って幅1cmの斜め薄切りにし、2~3分ゆでる。
モッツァレラチーズ


モッツァレラチーズ1個は、ゆでずに昆布(10×15cmのもの)1枚で包み、ラップできつく包む。
ミニトマト

プチトマト1パックはへたを取り、横半分に切って、ゆでずに重ねる。
使用した昆布のアレンジアイディア
昆布じめで使った昆布は、まだまだうまみがたっぷり残っています.

刻んで、豚肉といっしょにいためものにしたり……、

ナムルなどにアレンジして、ぜひ最後まで楽しんで♪
(『オレンジページ』2019年1月2日号より)
教えてくれたのは……
藤井恵さん
料理研究家・管理栄養士。身近な材料で発見がある、料理をする気持ちを盛り上げてくれるレシピにファンが多い。野菜やたんぱく質たっぷりでバランスのとれた提案は、健康面でも信頼が厚い。『料理研究家・藤井 恵 おいしくてからだが整う、傑作レシピ選』が絶賛発売中。
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