季節の素材をおいしい保存食にして楽しんでいる、料理家のワタナベマキさんが教えてくれたのが、「
レモン塩こうじペースト」です。
作り方を聞いたら、想像以上に簡単。なのに「
塩こうじでばっちり味が決まるし、レモンで適度に甘みも抑えられて食べやすいんです。大根やきゅうりをあえるだけで浅漬けになるし、肉や魚を漬けて焼いてもおいしい!」とマキさんも絶賛なんです。
レモンは皮も果汁もまるごと使うから、国産レモンが出回る今の時期にこそ作りたい保存食。さっそくチェックしてみましょう!
「レモン塩こうじペースト」の作り方
●材料(作りやすい分量)レモン(国産)……2個(約200g)
塩こうじ……200g
●作り方

清潔な保存容器に、レモンの皮をすりおろして入れる。身を横半分に切って果汁を絞り、筋やわたを入れないように果肉だけ取り分けて加える。塩こうじを加え、よく混ぜる。混ぜたらすぐに食べられる。
●冷蔵で約1カ月保存可能。
●ゆず2個(約300g)に替えて同様に作れば、「ゆず塩こうじペースト」に。
「レモン塩こうじペースト」の使い方
大根ときゅうりの浅漬け
みずみずしい生野菜にレモンとこうじの甘みがマッチ。
●材料と作り方大根1/6 本( 約150ɡ)ときゅうり1 本は、一口大の乱切りにする。「レモン塩こうじペースト」大さじ2であえ、白いりごま適宜をふる。
鶏もも肉と野菜のグリル
こうじの力でお肉が柔らか、ほんのりレモン風味が食欲をそそる一品に。
●材料と作り方鶏もも肉(大)1 枚(約300ɡ)に、「レモン塩こうじペースト」大さじ2と1/3をよくもみ込む。フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、鶏肉を皮目を下にして入れ、6 等分のくし形に切った玉ねぎ1/2個分、縦6等分に切ったにんじん1 本分を入れる。肉の皮に焼き目がついたら裏返し、野菜も返して弱火にして約8分焼く。
レモンのさわやかさがたまらない、肉にも野菜にも、魚にも合う保存食です。国産レモンの時期のうちに、絶対作ってみてください!
(
『オレンジページ』2020年12月2日号より)
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