年末になると、作らなきゃ!と、思い出すレシピがあります。それがこちら、「
巻かない鶏チャーシュウ」。
「鶏チャーシュウ」ときくと、くるくる巻いて縛って……という面倒なイメージがありますが、これは巻かないから簡単、しかもフライパンで作れる簡単レシピなんです。

見よ、この美しい照りを! 味だってもちろん、最高!
初めて作って食べたときに、甘辛い皮とプリプリの鶏肉、五香粉(ウーシャンフェン)のあとを引く味わいに感動。それ以来、何度も作っています。年末年始のごちそうに、すーーっごくおすすめなのでご紹介します!
【材料(4人分)】鶏もも肉 2枚(約500g)
しらがねぎ※ 1/2本分
水菜のざく切り 2株分
〈下味〉
五香粉(下記参照) 少々
しょうゆ、砂糖 各大さじ4
はちみつ 大さじ1
酒
※ねぎは長さを半分に切って縦に1本切り目を入れ、しんを取り除く。開いて縦にせん切りにしてから水にさらし、水けをきる。
五香粉とは……山椒に似た風味を持つ花椒をメインに、丁子、八角、ういきょう、肉桂などを混ぜた中国のミックススパイス。なくても作れるのですが、これ1つでぐんと本格的な香りと味わいになるのでぜひ使ってみて!
作り方
【1】鶏肉を下味に漬ける鶏肉は余分な脂肪を取り除く。下味の材料とともにバットに入れてかるくもみ、30分ほどおく。途中で一度、裏返す。
【2】落としぶたをして、中火で煮るフライパンに【1】の鶏肉と下味、酒1/2カップを入れ、落としぶた(※)をして中火で熱する。煮立ったら途中2~3回返しながら、煮汁がうっすら残るくらいまで12分ほど煮る。
※オーブン用シートをフライパンの直径よりひとまわり大きめの円形に切り、真ん中に穴をあけたもの。
【3】はちみつを加えて、てりっと仕上げる落としぶたを取り、はちみつを加えて、照りが出るまで2分ほど煮からめる。粗熱を取り、幅5~6mmに切る。ボールに水をはり、しらがねぎと水菜を入れて混ぜ、しっかりと水けをきる。器に鶏肉と薬味を交互に2列に盛る。
最後のはちみつが、見惚れるほどの照りを生むポイントです。
こちら、ご飯が進む味わいなので、ふだんのメニューにもおすすめ。時間のあるときに、下味を漬けておいてもラクですよ。
一度作ると絶対ハマる「巻かない鶏チャーシュウ」、ぜひ試してみてください!
(『オレンジページ』2017年12月17日号より)