
2019.07.23
いよいよ、夏本番! これまでが例年になく涼しかったぶん、急に暑くなると、バテてしまう人も多いのではないでしょうか。そこで、おすすめしたいのが、「50℃みそ汁」です。
みそ汁のパワーの源となるのが、発酵食品の「みそ」。みそには、乳酸菌や酵母菌、麹菌などの善玉菌が豊富に含まれています。
一日1杯のみそ汁を飲むことで、腸内環境が整います。それにより、免疫力がアップするほか、自律神経の働きも改善し、夏バテしにくい体に導いてくれるというわけ。さらに、その効果をより得られる温度が50℃という事実が判明! 東京慈恵会医科大学付属病院・栄養部の赤石定典さんによると、みその中で生きている善玉菌は熱に弱く、乳酸菌や麹菌は50~60℃、酵母菌は70℃以上で徐々に死滅するといいます。みそを高温で加熱すると、せっかくの発酵パワーが激減。みそ汁の温度を菌が生きられる50℃前後にすることで、善玉菌を生きたまま摂取できるのだとか。
それでは、「50℃みそ汁」の作り方をご紹介しましょう。
みそ汁の具が煮えたら火を止めて、2人分(2カップ)であればそのまま10分放置します。冷蔵庫から出したみそ大さじ2を溶き入れると、50℃前後のみそ汁が完成します!
いつものみそ汁に、酢、焼きのり、チーズ、オリーブオイル、豆乳などをプラスするのも、おすすめ。栄養効果が増すだけでなく、意外なこく&うまみが味のアクセントにもなりますよ。
この夏は、「50℃みそ汁」を実践して、バテ知らずの毎日を!
監修/赤石定典 イラスト/オフィスシバチャン 文/編集部・春日武晃
(『オレンジページ』2019年8月2日号より)
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