作っておいた料理や買ってきたお惣菜の温めなおしに便利な電子レンジ。
でも、なぜか
堅くなったり、ベチャベチャになったり、加熱ムラができたり……温めなおしに失敗してしまうことはありませんか?
せっかくの料理、温めなおして食べるときも、おいしくした~い!!
そこで、電子レンジを使ったレシピを数多く考案している、料理研究家・小田真規子先生に悩みを解決してもらいました。
料理をおいしく温めなおすコツはズバリ!!
料理の水分量をコントロールすること。温める前に水を加えたり、逆に油分を取り除くことで、適切な水分量に戻っておいしく仕上げることができるんです。
失敗しがちな3品の「温めなおし術」
から揚げ(4~5個)
耐熱皿にペーパータオル+ラップなしで600Wで2分加熱
から揚げなどの揚げ物は、温めるときに余分な油をペーパーで吸わせることで、ころものべたつきを防ぎます。
ラップもかけずに水分をとばすことで、ほどよくカリっとしたジューシーな仕上がりに!

焼き餃子(6~8個)
閉じ目を下で耐熱皿に並べ、水大さじ1+ふんわりラップで600Wで2分加熱
餃子やシュウマイの皮は温めなおすと堅くなりがち。
皮のひだがある閉じ目を下にして水を加えてからラップして温めると、水分と熱が下にこもって柔らかいまま温められます。

冷蔵ご飯(150~200g)
耐熱ボールに均一に広げ水大さじ1+ふんわりラップで600Wで2分加熱
冷蔵していた冷やご飯は、深さのあるボールに入れて温めることで、蒸気が全体にいきわたりふっくら仕上がります。
堅めに仕上げたい場合は水なしでもOK。加熱後むらがある場合は、全体をしゃもじで混ぜると◎。
いかがでしたか? もうこれで失敗はないはず。料理をおいしく温めなおす技、ぜひ試してみてくださいね!
(『オレンジページ』2019年4月17日号より)
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