
2018.11.05
香港を旅した人の多くがハマッてしまうという、本場中国の焼き豚「蜜汁叉焼(ミージーチヤーシアオ)」。
特製釜であぶり焼きにした豚肉は、香ばしい焦げ目と甘み、エキゾチックな香りが魅力です。
煮豚バージョンのチャーシュウになじみが深い日本人にとって、「今まで私の知っていたチャーシュウと全然別モノ!」とハッ!とする味わいなんだとか。
人気料理家の川津幸子さんも、そんな「蜜汁叉焼」の魅力にとりつかれた一人。自宅でおいしく再現するべくレシピを研究し、長年作り続けているそう。
こちらが川津さんが自宅キッチンで手作りした、「蜜汁叉焼」。ホムパのメイン料理によく登場する、定番料理とのこと!
つやっつや☆で端っこだけちょい焦げな焼き色! めちゃくちゃ美味しそうです!!
「どうやって作るんですか?」との問いかけに「驚くほど簡単なのよ」と笑顔で答える川津さん。
【1】豚肉を調味料に漬ける
豚のかたまり肉は全体をフォークで刺し、水につけて血抜きする。水けを拭いて、砂糖、塩、溶き卵、甜麺醤…などの下味の材料に漬ける(冷蔵庫で一晩)
一晩たつとこんなふうに砂糖が溶け、透明でサラッとした漬け汁に。
【2】オーブンで焼く
あとは汁けをきってオーブンの焼き網にのせてじっくり焼くだけ!
え!?これって、ほぼ「漬けて焼くだけ?」すっごく手間なし!!ズボラな私でもできそうな簡単さに、思わずうれしくなりました。しかもゴージャス感があるから、「おもてなし料理」にも最適☆
人が来るときって、ただでさえ掃除をしたり、お酒を用意したりでバタバタするもの。料理は手をかけずに豪華なのが何よりです。
「このオーブンで焼くチャーシュウは、おいしさはもちろんですが、ほったらかしでいっぺんにごちそうができるのも魅力。料理する側の負担にならないのも、長く作り続けてきた理由ですね」と、川津さん。
なるほど。おもてなし上手が選ぶのは、無理なく、やりすぎず、ゲストをゆったり迎えられるお料理なのですね。勉強になりました!
忙しいときにも苦なく作れて、幅広い世代にウケる香港風チャーシュウ。たとえば、お正月の食卓に添える「温かい肉料理」にもぴったりそう♪ 私も早く得意料理にして、まもなくやってくる年末年始に役立てよう!と思います。
来客のときのメニューにいつも悩んじゃう…という方は、ぜひ「蜜汁叉焼」を候補に入れてみてください(^^)
料理/川津幸子、撮影/鈴木泰介、文/編集部・谷本
(『オレンジページCooking 2019 冬』オレンジページ刊より)
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