
2018.08.14
ひとさじ加えるだけで、料理を格段においしく・簡単にする魔法のような調味料「塩糀(しおこうじ)」。その効果を知れば知るほど手放せなくなるという人が多いなかで、「日常でもっと上手に使いこなしたい」といった声も聞こえてきます。
そこでお教えします、〈糀の名人〉直伝の「塩糀(しおこうじ)の黄金比」! 基本の割合を覚えておけば、いつものご飯、卵、肉メニューのおいしさが格段にアップ。その出来栄えに「なんか最近、料理の腕を上げた?」と褒められることうけあいです☆
1)米+塩糀で、ご飯がふっくら!
米1合:塩糀小さじ1(約7ɡ)
塩糀を加えてご飯を炊くと、米本来の甘みやうまみが引き出されて、炊き上がりもふっくら。炊きたてを一口食べてみると、米そのもののおいしさが強く感じられることに驚くはず! また、さめても柔らかさを保つので、おべんとうやおにぎりなどにも最適。残りご飯で作る定番のチャーハンも、ぐっと味わい深くなりますよ。
2)卵+塩糀で、卵焼きがふわふわ!
卵2個:塩糀小さじ1(約7ɡ)
卵を割りほぐしてから、塩糀を加えて混ぜるだけ。卵の甘みが増し、まろやかでやさしい味わいに仕上がります。また糀が卵のたんぱく質に働きかけて、ふわふわの食感に! 厚焼き卵のほか、同じ比率でスクランブルエッグやオムレツ、卵のそぼろなどでもお試しを。塩糀があれば、またたく間に卵料理の上級者になれますよ。
3)肉+塩糀で、肉料理がジューシーに
肉100g:塩糀大さじ1/2(10g・肉の重量の10%)
肉の下味に塩糀を。糀の酵素のちからでたんぱく質がうまみとなり、いつもの鶏肉や豚肉、牛肉がごちそう級のおいしさに! さらに脂肪を分解して柔らかくする効果で、柔らかく、ジューシーな食感が楽しめます。から揚げやソテーのほか、薄切り肉で焼き肉や炒めものに、またひき肉でハンバーグやつくねにと応用自在。魚介も同様の割合でOKです。
●活用例は、米糀3:塩1:水4の割合で作った、塩分濃度12.5%の塩糀を使った比率です。お使いの塩糀の塩分濃度を確かめてからお試しください。
料理・監修/浅利妙峰(「糀屋本店」) 撮影/柿崎真子 スタイリング/市沢衣久 文/編集部・宮川
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