旬の赤紫蘇を使った「
赤紫蘇ジュース」を作ってみませんか? 赤紫蘇が出回っている、まさに今だけの手仕事です。使うのは赤紫蘇以外に砂糖、酢だけ、しかも煮出して混ぜるだけなので簡単!
シロップを水や炭酸で割れば、うっとりするほど美しくかわいい赤色に! 残った搾りかすのおいしい使い方も合わせて紹介します。
赤紫蘇(赤じそ)はどんな野菜?

赤紫蘇(赤じそ)は、青紫蘇とは違って6~7月しか出回らない、初夏が旬の食材。青じそに比べてえぐみが強いため、生のままではなく主に加工して食べられます。
赤い理由は、アントシアニンというポリフェノールの1種によるもの。これを利用して梅干しやしば漬けに色漬けします。また、シロップやジュースにすれば、赤い色とさわやかな香りを楽しめます。
「赤紫蘇シロップ(赤紫蘇ジュース)」のレシピ

りんご酢のさわやかな酸味がきいた赤紫蘇シロップ。水や炭酸で割れば、暑い日のドリンクにぴったりです。
材料(作りやすい分量)

赤じそ……300g
砂糖……500g
りんご酢(なければ穀物酢や米酢)……2カップ
作り方
(1)葉をつみ取る赤じそは茎から葉をつみ取って洗い、ざるに上げて水けをきる(葉についている細い茎は取らなくてもOK)。
(2)葉をゆでる鍋に水1.5Lを入れて火にかける。沸騰したら(1)を入れ、何回か上下を返しながら混ぜ、葉全体が緑色になるまでゆでる。
(3)葉を絞る火を止め、トングなどで葉をざるに上げ、葉の上からトングやゴムべらなどで押さえて、葉についた湯を鍋の中に絞る。
(4)砂糖、酢を入れる再度弱火にかけ、ふつふつとしたら砂糖を加えて溶かす。火を止めて、すぐにりんご酢を加えて混ぜる(色が赤くなる)。
【POINT】さまさずに酢を加えることで、酸味が立ちすぎず飲みやすく仕上がります。
(5)保存びんに入れるそのままさまし、ざるや茶こしなどでこしながら、清潔な保存びんに移す。
保存期間の目安
冷蔵室で約3~4カ月保存可能。
赤紫蘇ジュース(シロップ)の使い方
まずは割ってドリンクに。炭酸水や水で割って飲むときは、シロップ60mlに炭酸水(水)80mlが目安です。
アイスにかけても。ミルクアイスにかけて食べるのもおすすめ。見た目もかわいい!
残った赤紫蘇の搾りかすで「簡単ゆかり」のレシピ

赤紫蘇シロップを作った後の葉を捨てるのは、ちょっともったいないですよね。これを使えば簡単な「しっとりゆかり」を作ることができます。ご飯のおともにぴったり!
材料(作りやすい分量)

赤紫蘇シロップの搾りかすの葉……全量(約280g)
塩……大さじ1と1/2〜2と1/2(※残った葉の重量の10~15%)
酢……大さじ2と1/2
作り方
(1)搾りかすの葉を手でよく絞って水けをきる。ボールに葉と塩を入れてよくもみ込む。

(2)5分ほどおき、水けが出てきたら、手で堅く絞り、みじん切りにする。

(3)保存袋に(2)、酢を加えてもみ、空気を抜いて冷蔵室で1日以上なじませる。
保存期間の目安
冷蔵室で半年ほど保存可能。
3~4カ月保存ができるので、今作れば夏じゅう楽しめます。ぜひ、赤紫蘇が出回っている間に作ってみて。
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