
2023.05.16
●バッグ22袋(≒生ごみ440kg相当)を回収しました
自分の家のキッチンやオフィスでできることから「脱炭素社会」を目指せるのが、このバッグ型コンポストのいいところ。港区コミュニティコンポストの参加者は自宅や職場で11月~1月にかけて生ごみをLFCコンポストに投入して、捨てずに暮らしました。2月1週目から3月1週目にかけて、港区コミュニティコンポストでは4回のコンポスト堆肥の回収活動を実施。各自が熟成まで済ませたコンポストバッグごと堆肥を、新橋の桜田公園に運び込み、大きな木枠の中に入れて回収します。
通勤の人が早足に通る都心の公園で、朝から大きな木枠の周りに人が集まって、スコップを持っている様子は、ちょっと不思議な風景ですね。持ち寄ったコンポストバッグの中身を木枠の中に投入し、混ぜ合わせます。
のべ31名が参加し、合計で22袋(約20kg/袋の生ごみを入れられるため、換算すると生ごみ440kg分相当)を回収して、堆肥にすることができました☆ 参加してくださったみなさんに拍手です!!
▲回収の様子
▲家やオフィスから持参したLFCコンポスト
野菜やくだものの皮が入ったご自宅版、コーヒーかすが多いオフィス版など、食生活が垣間見えるごみ(!)入りのコンポストを混ぜ合わせて、公園の大型コンポストで追加熟成を行いました。水を加え、週に2回ほど混ぜて空気に触れることで、形が残っていた生ごみが微生物によってさらに分解され、全体が均一になるまで、およそ2週間作業を繰り返します。
追加熟成の過程で微生物の活動が盛んになると、コンポストの中の温度が30度以上になり、寒い日だと湯気が出ることも。白カビが生えたり、温度が上がるということはコンポストに「分解の余地あり」なので、水分を適宜加えてよく堆肥を混ぜる作業をさらに行いました。このようにコンポストと空気、水分、微生物がうまく作用しあって、CO2を出さずに生ごみを資源に変えていきます。
▲分解が進み、大きかった野菜クズが細かくなり、黒く変わってきました
しっかり混ぜたコンポストの中では、熟成が進んで、よい堆肥ができました。3月末に近隣の花植えと、5月には地域の生涯学習センターのグリーンカーテンのゴーヤ―と朝顔に、このコンポスト堆肥を使います。家庭やオフィスの生ごみが地域の植物育成に役立つ堆肥として循環させていけたこと、人の輪がつながっていくことは、本当にうれしいですね!
(コンポスト担当)
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