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『親子で挑戦!農業とコンポストで広がるエコ体験』プロジェクトがスタート!

2024.12.25

株式会社オレンジページ(以下、当社)は2020年からローカルフードサイクリング株式会社(以下、LFC)と共に、コンポストで始める生ごみを捨てない暮らし、都市部での持続可能な食循環の実現に取り組んできました。

この度、「マンション住まいだけど、子どもに農業体験をさせたい」「親子でSDGsに取り組みたい」。そんな子育て世代の声に応える新しいプロジェクト『親子で挑戦!農業とコンポストで広がるエコ体験』がスタートしました。 日鉄興和不動産株式会社(以下、日鉄興和不動産)が主催、オレンジページ、LFC、冨澤ファームの4社が共創し、マンション住まいのファミリーが、コンポストと農業体験を通じて「食の循環」を学ぶ6か月間のプロジェクトです。

親子で農業体験をして、食の循環を楽しく学んでほしい

主催の日鉄興和不動産は、これまで、マンション居住者向けに、農業体験や地域支援型農業(CSA)の体験サービス提供など、都市生活者と農業をつなぐ様々な取り組みを展開してきました。

今回のプロジェクトの原点は、企画を手がけたライフデザイン総研室・八代さんの幼少期の体験にありました。「鹿児島の祖父の畑で大きな桜島大根やさつまいもを収穫した思い出が、今でも心に残っています。多くの方に親子で農業体験をしていただき、食の循環を楽しく学んでほしい。そんな思いが本プロジェクトの出発点となりました」


日鉄興和不動産:八代康佑さん

11月23日のキックオフイベントには、同社の分譲マンションに住む子育て世代12家族が参加。当日の様子をお届けします。

コンポストと農業体験で「食の循環」を学ぶ
キッチンから出る野菜くずや食べ残し。これらの生ごみが、実は「畑の栄養となる大切な資源」に変えられるということを知っていましたか?

今回のプロジェクトでは、マンションのベランダで手軽に始められるバッグ型LFCコンポストを使って、各家庭の生ごみを堆肥化します。そして、できあがった堆肥を農家に届けて野菜を育て、その収穫もじかに体験。全7回(約6カ月)の活動を通して、食の循環プロセスを体感するとともに、参加家族同士で驚きや発見を分かち合いながら、食の未来について考えていきます。


畑から「こんにちは!」パートナー農家 冨澤ファーム
キックオフイベントでは、本プロジェクトを共に推進する冨澤ファームの冨澤剛さんが畑からライブ中継で挨拶。ファームは東京都三鷹市にある明治時代から続く老舗農家です。現園主の冨澤さんは4代目。LFCコンポストの堆肥を使った野菜作りや、子ども食堂への野菜提供など、地域に根ざした活動に取り組んでいます。


写真/冨澤ファームHPより


紙芝居で、コンポストのしくみを学ぶ

未就学の子どもたちにもコンポストの仕組みがわかるように、LFCの平希井(たいら けい)さんが『ふーちゃんとコンポスト』という紙芝居を披露。生ごみの投入の仕方、生ごみが堆肥に変わる過程を、ふーちゃんという小さな女の子の物語を通して紹介しました。

会場の子どもたちは紙芝居に見入って、興味しんしん。お父さんやお母さんたちも、コンポストの中で生ごみが分解されるエコな仕組みに関心を寄せてくれました。


LFCコンポストのデモンストレーション

「LFCコンポストのバッグに専用の基材を入れます。前日生ごみを投入した場所を混ぜた後、基材の真ん中に穴をあけ、その日の生ごみを入れ、軽く混ぜた後、基材をかぶせます。最後はファスナーをしっかり閉めて。使いはじめは、全体を混ぜると生ごみが乾燥して分解が進みにくくなるため、軽く和える程度に混ぜるのがコツです」と平さん。生ごみの分解が進むと、基材の色が黒っぽく変化したり、温度が上がりホカホカすることもあるとのこと。堆肥化されている過程を実感できます。


イベントでの質問から ~LFCコンポストについて~

実際のデモンストレーションを通じて、参加者の皆さまから多くの質問が寄せられました。

Q. コンポストから嫌なにおいは出ませんか?
A. コンポストの中の微生物が生ごみを分解します。嫌なにおいが発生することはありません。
 もし臭いが気になるときは、酸素が行き渡るよう2-3日よく混ぜて分解を進めると、自然とおさまってきます。

Q. 1日の投入量はどのくらいですか?
A. 450gまでOKです。約2カ月間生ごみを入れ続けると、トータルで20kgまで堆肥化できます。

Q. 子どもの食べ残しも入れられますか?
A. 大丈夫です。子どもの食べこぼしや、離乳食の残りなども投入できます。

Q.コンポストに入れるのはNGなものはありますか?
A.貝殻は入れないようにしてください。古代の人々が貝殻を捨てた場所が「貝塚」として残っているくらい、貝殻は分解が遅いからです。その他、栗の皮、タケノコの皮、トウモロコシの皮も入れないようにしましょう。一方、「カビが生えた食品」は分解できるので、入れてもOKです。

 

コンポストを通じて、食育も楽しく!
今回のプロジェクトで食育セミナー企画を担当する『こどもオレンジページ』編集部。同誌の和田編集長は「読者のお母さんたちから寄せられる『子どもの食に関する困りごと』の中でいちばん多いのが、『うちの子は野菜を食べない』という声」と言います。「親子でコンポストに生ごみを入れたり、野菜を育てる経験を楽しむことが、子どもの野菜嫌い克服のきっかけになります。『すごいぞ、やさいーズ』図鑑と併せて、食育にお役立てください」とエールを送りました。


コンポストと農業体験を通じて、都会に住む親子が食の循環を肌で感じられるこの取り組み。プロジェクト参加の皆さんと共に、たくさんの気づきや発見を大切にしながら、楽しく学んで食育の輪を広げていきたいと思います。




撮影/登万里子 取材・文/大石久恵

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