今回は、秋になると無性に食べたくなる、さつまいもでガレットを作ることにしました。じつは先日、お土産でいただいたガトーバスクがあまりにもおいしくて! ガトーバスク※気分のさつまいもガレットを作ろう、と思い立ったのです。
※フランス・バスク地方の郷土菓子で、サクッとしたクッキー生地の中にしっとりとしたペイストリー生地やチェリーを入れて焼き上げたもの。
バターをたっぷり使って、さつまいもはレンチンしてからかるくつぶして、表面に砂糖をまぶして焼いて、結果は……大成功! 表面の砂糖が溶けてツヤツヤのカラメル状に。焼きたてを思わずつまみ食いすると、外はところどころサクッとしていて中はほっくり、ほろり。「おっ! 本当にさつまいも味のガトーバスクっぽいんじゃない?」というのはちょっと大げさですが、とにかくおいしくできました。
甘いバターの香りに誘われたのか、最近さつまいも(正確にはスーパーの焼きいも)にハマっている夫がやってきて、つまみ食いしてひと言。「なにこれ、おいしい。散歩途中で食べたいから1つ包んでくれる?」私は思わずガッツポーズ!
『さつまいものバターシュガーガレット』のレシピ
材料(作りやすい分量)
さつまいも……1本(200g)
〈A〉
小麦粉……大さじ3
さとうきび砂糖……大さじ1
水……大さじ3
バター……15g
さとうきび砂糖……大さじ1
作り方
(1)さつまいもを切るさつまいもは洗って1cm角に切り、2分ほど水にさらして水けをきる。
(2)さつまいもを加熱し、つぶす耐熱のボールにさつまいもを入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で6分加熱する。熱いうちにスプーンなどでざっくりとつぶし、Aを加えて全体を混ぜる。
(3)焼き色がつくまで焼くフライパンにバターを入れて中火にかけ、(2)を1/6~1/5量ずつまとめて平らにして並べ入れ、さとうきび砂糖を均等にかける。焼き色がついたら裏返し、フライ返しでぎゅっと押さえてつぶし、砂糖が溶けて焼き色がつくまで2〜3分焼く。
操さんおすすめアレンジ
「クリームチーズ&レモンを添えてワインのお供に」
焼きたてをつまみ食いし、残りはワインのおつまみに。さめるとさつまいもらしいほっくり感が増してきます。そこで、クリームチーズを添えて粗びき黒こしょうをふり、レモンをひと絞り。レモン&クリームのさわやかさ、甘じょっぱさがとてもいい! 秋の夜長、白ワインのお供にいかがですか?
次回は「さつまいもアリゴ&さつまいもの皮チップス」です。お楽しみに!