連日30度超えの厳しい暑さが続きます。そうなると心配なのが、熱中症。新しい機能を備えた対策グッズも次々に登場し、どれを選ぶか迷ってしまうことも。そこで、効率よく熱中症リスクを減らせるグッズや使い方について、熱中症に詳しい福田千晶先生にうかがいました。
そもそもなぜ熱中症になるの?
熱中症とは、夏の暑い環境下で体温調節がうまく機能せず、体内に熱がこもり体調不良になること。気温がそれほど高くなくても、湿度が高い、風がないなどの条件が重なると起こりやすくなります。また、体が暑さに慣れていないと体温調節ができなくなるため、急に暑くなった日や、久しぶりに屋外で長時間過ごした日なども、注意が必要です。
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【1】携帯用扇風機

今ではすっかり市民権を得た携帯用の扇風機。汗がたまりやすい首やわきの下に風を当てると、汗が蒸発すると同時に体の熱も下がります。
ただし、気温が35℃以上の日は扇風機の風も熱風になり、かえって逆効果のことも。その場合は、水でぬらしたタオルを首にかけ、タオルに風を当てるようにして使うと、冷却効果が高まります。


両手をふさがず首もとを涼しくできる首かけタイプや、水でぬらしたタオルを取り付けて使える扇風機ホルダーなど、便利なアイテムがバリエーション豊富にそろっています。
〇写真上「WFanハンズフリー ヨガシロッコ」全13 色(幅17 ×奥行き6.5 ×高さ25㎝、260g) 3960 円/スパイスオブライフ https://spicestore.jp/
〇写真下「タオルファン 抱っこホルダー」全4 色(幅9.5 ×長さ12 ×厚さ2.7 ㎝) 980 円/東京ファン https://cools.jp
【2】冷却タオル

首は特に汗がたまりやすい場所。冷却タオルを巻くことで、首まわりの太い血管を冷やして効率よく熱を逃がすと同時に、首の汗を吸うのであせも防止にも役立ちます。機能性素材の冷却オルは冷感が長もちするのが便利ですが、肌が敏感な人は綿素材を選ぶと安心。
冷涼感がアップさせる接触冷感生地を使用しているタイプや、UVカット生地で日焼けもあわせて防げるタイプなど、プラスアルファのメリットで選んでみても。


〇写真上 「冷んやりシート付き今治タオルマフラー 表生地タイプ」全6 柄 ※写真はアンジェリカ(幅13 ×長さ90㎝、65g)2970 円/クレシェンド https://crescendotowel.shop-pro.jp/
〇写真下 「SEVENDAYSクールタオル TT90009608」全3 色(31 ×120㎝、ナイロン50%ポリエステル50%) 1200 円/西川 https://www.nishikawa1566.com/
真夏の熱中症リスクを効率的に避けるためにも、便利な対策アイテムを賢く選んでみてくださいね。
(
『オレンジページ』2022年7月17日号より)
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