車いす生活の祖父を介護している祖母のために作りました。
祖母は高血圧なので減塩しょうゆを使用。代わりにだしをたくさん使い、風味豊かに仕上げました。お米は鍋で炊き、お焦げを作っています。
ご飯と卵を混ぜて焼いているのですが、外はカリッ、中はふわっとした食感になるように工夫しました。アルミホイルで型を作って何度も試作し、ベストな焼きかげんになったときはうれしかったです。
たくさんの人を笑顔にできる料理を作っていきたいです。また、家の畑で育てている里いもを使った料理にも挑戦したいです。
お祖父さまを思うお祖母さま。そのお祖母さまを思う杉下さん。やさしさのつながりを感じる、温かいプレゼンテーションでした。
味の素㈱ 江崎貴彦さん
お祖母さまの健康を願う食材選び、調味料選びがいいですね。食感にもこだわり、何度も試行錯誤して作られたていねいな作品でした。
陸上競技選手 右代啓祐さん
今年の春、胆嚢摘出手術を受けた兄のために作りました。
兄でも簡単に再現できて、何度も作ってもらえるよう、兄の好きなまぐろをメインに使い、手に入りやすい食材を選びました。
手術後、食事指導を受けているとはいえ、20歳男子のスポーツマン(自転車競技)なので、味も見た目もボリュームも満足できるように工夫しました。なかでも彩りを考えて食材を選ぶのが大変でした。
郷土料理に興味があり、特にお米を使ったものに注目しています。お米をおいしく食べられる料理をもっともっと勉強したいです。
おいしさや栄養面だけでなく、再現性まで考えて作られているのがすごい!作り方はもちろん、食材選びにも気づかいを感じました。
味の素㈱ 片上 崇さん
材料を買うところから後片づけまで、家庭的な目でしっかり考えられている作品ですね。管理栄養士になる夢も、応援しています!
料理研究家 藤野嘉子さん
クッキーの型は牛乳パックで代用。照り焼きソースにはみたらし風のとろみをつけ、パイ生地の器からしみ出ないよう工夫しました。
受験勉強をがんばる姉を応援する料理です。パン生地で肉ボールを包むのがむずかしかったですが、パン作りが上手な祖母に教えてもらいながら作りました。羽形クッキーやウインナの応援団、カラフルな緑黄色野菜でかわいく飾りつけして、見た目も楽しめます。3種類のソースを入れる器も、それぞれパイ生地で手作りしました。
楽しみながら作っている姿が目に浮かびます。とても芸術的で、目でも舌でも楽しめる作品ですね。私たちも元気をもらいました。
『オレンジページCooking』編集長 秋山リエコ
玉ねぎに含まれるアリシンで疲労回復、牛肉に含まれる鉄分で貧血予防。牛乳とチーズでカルシウムもたっぷりとれる一品です!
ダンス部で全国大会をめざす姉に、応援の気持ちをこめました。生で食べても甘い淡路島の玉ねぎと、ブランド牛のルーツである但馬牛を使った、ちょっとぜいたくな和風キッシュです。ボリューミーですが、パイ生地を使わないことでヘルシーに仕上げ、体重を気にする姉でもカロリーを気にせず食べてもらえるよう工夫しました。
だれかのために料理する楽しさと手軽さを、うまく共存させた作品でした。地元食材を使い、みんなが好きな甘辛い和風味なのもいいですね。
味の素㈱ 三輪 壮さん
夢は管理栄養士! 今回は糖質制限中の父のために作りましたが、今後は病気やアレルギーの人でも食べられる料理を勉強したいです。
糖質制限をしている父のために作りました。シュウマイの皮の代わりに冷凍した鶏胸肉をスライスして使い、低糖質・高たんぱくに、具材にはコレステロールを抑える働きのあるたこをチョイス。食感も楽しめます。全体的に淡泊な味わいですが、明太子と青じそをトッピングすることで、アクセントになりました。
高級料亭で出てきそう!凍らせた鶏胸肉をスライスして、皮の代わりにするというアイディアもすばらしいです。盛りつけも素敵。
『オレンジページ』編集長 松田紀子
タルト生地も米粉で手作りしています。割れやすくて何度も失敗しましたが、試作を重ねて適切な分量と焼き時間にたどり着きました。
新型コロナウイルスに感染して隔離生活をしていた兄に、体にやさしく見た目もワクワクするような料理を考えました。「飲む血液」といわれるほど栄養豊富なビーツを使い、見た目もかわいいピンクのキッシュに。たんぱく源となる豆腐やミネラルが豊富な雑穀、10種の野菜をふんだんに使い、栄養もボリュームも満点です。
励ますチカラを持った料理だと思います。調味料を使わず、素材の味を引き出す調理をしているのもいいですね。食べてみたいです!
競泳選手 入江陵介さん
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