この連載では、私の子ども時代の思い出の味や、2人の子どもたちがお気に入りの料理など、〈こども飯〉というテーマで漫画エッセイをお届けしています。
今回は、実家で働く職人さんに交ざって食べた夜食についてです。










おじさん達に交ざって食べた夜遅めのごはん。ほかにも、カレー、カツ丼の具や牛丼など、どれもおいしかったなあとヨダレを垂らしながら思い出します。
私は呑気に食べていただけだけど、それを作っていたのは、「今日は残業になる」と急に聞かされたばあちゃんや母・リツコだったわけで。私はそんなこと急に言われたってできないかも……と頭が下がる思いです。
そして、逆に不人気だった夜食の一品はヤギのミルク。曾祖母・キクが、近所の人からもらってきたのをふるまってたんだけど、独特の風味があるみたいでおじさん達が困り顔で飲んでいたことも思い出します。結局、私は飲んだことがないので、いまだにちょっと味が気になっております……。
