今度は、自分で作ってみましょう!
え? 家でできるの? と心配になった方、大丈夫! 手軽な作り方を紹介します。
本格的なソーセージは動物の腸の皮に詰めて作るけれど、今回は、より手軽にできるラップ包み方式で作ってみます。
おいしさの秘密は、ひき肉に混ぜ込んだ「刻み豚バラ」。粗びき風の食感と、とびきりのジューシーさを楽しめますよ!
「粗びきソーセージ」のレシピ
材料(直径2×長さ12㎝のもの8本分)
豚ひき肉…200g豚バラ薄切り肉…150g
玉ねぎのみじん切り…1/8個分
にんにくのすりおろし…1/2かけ分
溶き卵…1/2個分
牛乳…大さじ3
片栗粉…大さじ1
塩…小さじ1
こしょう…少々
作り方
1. 豚バラ肉以外の材料を練り混ぜて 肉だねを作る

豚バラ肉は粗いみじん切りにし、冷蔵庫で冷やしておく。口径20~22cmのボールに豚バラ肉以外の材料を入れる。ボールの底を氷水に当てながら、粘りが出て白っぽくなるまで手早く練り混ぜる(1~2分が目安)。
ジューシーPOINT
冷やしながら混ぜ、脂をなるべく溶かさないことが大事! 体温が高い手のひらは使わず、指先を立て、泡立て器を使うように一定方向にぐるぐると混ぜて。2. 豚バラ肉を加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やす
豚バラ肉を加え、全体がなじむまでさらによく練り混ぜる。氷水からはずしてラップをかけ、冷蔵庫で30分以上冷やす。ジューシーPOINT
氷水に当てても、混ぜているうちに脂は多少溶けてしまうもの。溶けると仕上がりがぼそぼそとした食感になるので、冷蔵庫に入れて脂を再び固まらせます。3.ラップでソーセージ形にする

約20cm四方のラップの中央に、2の肉だねの1/8量を横長に置く。手前のラップを肉だねにかぶせ、ラップの上から定規などを当てて空気を抜きながら、長さ14cmくらいの棒状に整える。そのままラップを巻きつけ、両端を輪ゴムで留める。残りも同様にする。

4.フライパンで蒸す

厚手のアルミホイル(なければ2枚重ねる)をフライパンの内側全体に敷き込み、余った部分を外側にしっかりと折り返す。3の肉だねをホイルの上に並べ入れる。
ホイルを1カ所はずし、すきまから水1カップを注ぐ。ホイルをもとに戻し、菜箸2本を渡してふたをのせ、弱火にかける。15分ほど蒸して裏返し、同様にふたをのせて5~7分蒸す※。蒸し終えたらすぐにバットに移す。
※蒸しているあいだ、ホイルの内側に多少湯が入りますが、問題ありません。
ジューシーPOINT!

高温で蒸すと肉だねが縮み、ジューシーさがなくなる原因に。菜箸でふたを浮かせて高温になるのを防ぎ、ほどよい蒸しかげんにします。
5. こんがりと焼く

ソーセージの輪ゴムとラップを取り除き、汁けを拭く(やけどに注意)。フライパンにサラダ油少々(分量外)を中火で熱し、ソーセージを並べ入れる。ころがしながら、こんがりと焼き色がつくまで3~4分焼く。
でき上がり!

保存する場合は、作り方4で蒸し終えたら完全にさまし、輪ゴムとラップをつけたまま密閉できる清潔な容器へ。

冷蔵で1週間ほど保存できます。食べるときは、作り方5を参照して同様に焼きましょう。
弱火でじわじわ蒸すのも、うまみを逃がさずに仕上げるコツ。
ジューシーなソーセージを、手作りで楽しんでみてくださいね。
(「食べ物の『なぜ』を探ろう! キッチン実験室」より)
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